そばの実スープ ~萬歩源入り~

新たな年を迎え、身も心も引き締まる思いの1月。今年の目標は決めましたか? 暦の上での「冬」は、11月の立冬から1月の最も寒さが厳しい大寒までをさします。冬の食生活のポイントは、温かい食事で体に“陽”を補うと共に、冷えに弱い“腎”を温めることです。毎日摂り入れたいものは、ニラ、かぶ、大根、黒豆、もち米、黒ゴマ、きくらげ、味噌など。そして冬に旬を迎える野菜の根菜類や、北国で採れる食材も体を温めてくれます。逆に南国で採れるもの、バナナやコーヒーなどは体を冷やしてしまいます。

今月は体を芯から温める陽性の食べ物。お米で言えば玄米に相当するそばの実をスープごと頂きます。そばに多く含まれているルチンは血管を柔らかくするので、血圧を正常にし、毛細血管が破れやすくなるのを防ぎます。アミノ酸であるシスチンも多く含むので、肌にツヤとハリを与える美肌効果も期待でき、[萬歩源]との相乗効果で関節のトラブルを防いでくれるでしょう。( 2018年01月 )


材料(2人分)

そばの実 1/4カップ
玉ねぎ 1/2個
人参 30g
長芋 40g
三つ葉 適宜
餅 1個
だし汁 3カップ
萬歩源 8粒
塩 小さじ1/2杯
醤油 小さじ1/2杯
ごま油 適宜


作り方

① そばの実は洗って水につけておく。
② 人参と長芋は1cmの角切り、玉ねぎは粗みじん切り。三つ葉をさっと湯がき結び三つ葉を作る。
③ 鍋にごま油をひき、玉ねぎを炒める。玉ねぎが透き通ってきたら人参も加えて炒め、だし汁を入れ、そばの実も加えて煮る。
④ そばの実と人参が柔らかくなってきたら萬歩源を入れ塩と醤油で味付け、長芋を加えてさらに煮る。
⑤ 6等分にした餅を網で焼く。
⑥ 器にスープを注ぎ、餅を入れ最後に結び三つ葉を飾る。